水土里情報及び
システムについて
水土里情報とは
地域の営農戦略の検討や判断に必要となる農地や水利施設等に関する情報を指しています。
基本的な考え方
- 都道府県土連に水土里情報センターを設置し、農業農村基盤図を維持管理する。
- 属性情報について、ユーザーが保有する情報、またはユーザーが新たに必要とする情報を水土里情報に登録し活用する。(補助対象外)
- 農業農村基盤図は共有して活用し、属性情報については協議会により共有情報を検討する。
- 行政機関等の既存データについては有効活用を図り(2重投資の防止)、未整備分を整備。
- デジタルオルソについて、公共測量の届出を行う。
整備範囲・縮尺等
- 地域の利活用に必要な地域(農業振興地域)の空間データ整備を対象。
- 大縮尺での利用として1/2500レベルでの空間データを整備する。(山間部などでは、1/5000)
農業分野以外での活用
- 農業分野以外についても本事業で整備したデジタルオルソ等を利用することが可能。
水土里情報の利活用
水土里情報は営農戦略に必要な多様な取り組みに活用することが可能です
遊休農地対策
市町村内の遊休農地及び地権者等の所在を的確に把握することにより、農業委員会が行う遊休農地の発生防止・解消のための活動をより効率的に実施することができます。
生産調整
農家の作付意向や生産量に関するデータをGISを用いて地域で共有しながら生産・転作調整を行うことで、建設的な議論と合形成が可能となるほか、現地確認の作業にも応用できます。
営農意向
地域の営農意向状況を把握し農地の集積等に利用することができます。
その他の利活用例
- 農地の所有者・耕作者
- 作付面積
- 土壌タイプ
- 作付作物、単収、品種、収益予想及び栽培履歴
- 貸借意向、転作実施状況
- 農産物被害、防除ヘリ
- GPS、リモートセンシング情報
- 賦課金情報
- 用排水系統、水利権
- 行政情報(市町村界~小字界、集落界、農振界、土地改良区界)
- 農道、市町村道
- 農業集落排水、合併浄化槽、上下水道
- 防災マップ、文化財等の史跡
- 生態系等の農村資源情報
- 中山間直接支払い情報
- 観光情報